このブログに書き溜めた内容を元に、書籍「よくわかる水道民営化」を発売することができました。
市民の方々が、水道民営化の知識を深めることができれば幸いです。
Amazonで購入:「よくわかる水道民営化」
楽天ブックスで購入:「よくわかる水道民営化」
大学の教授、応援してくれた友人達に深く感謝いたします。
書籍の感想、質問など有りましたら、コメントお願い致します。
(説明や数値など修正・推敲しましたので、元の記事は非開示とさせて頂きました)
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大学の教授、応援してくれた友人達に深く感謝いたします。
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(説明や数値など修正・推敲しましたので、元の記事は非開示とさせて頂きました)
主にコンサルタントが記述した書籍です。フランスの水道事業の実施方法、契約内容、法制度、水メジャーの実態等が詳しく説明されています。
コンセッションだとかアフェルマージュといった水道PPPの方式は、フランスの実施方法がもとになっているのですが、詳細を詳しく説明した資料は少なく(英語で探せばあるのかもしれませんが)、個人的には大変勉強になりました。
ただ、コンサルタントが専門家向けに作成した書物であり、ある程度の知識がないと読解は難しい印象でした。このため、市民の方々へのお勧め度としては☆3としています。
個人的に勉強となった点は以下でした。
・日本の自治体に該当するコミューンが全国で3万5000もある。事業当りの平均人口は、水道で5500人、下水道で4400人と非常に少なく、専門的な会社に委託する下地があった。
・料金を元手に事業を運営するコンセッションとアフェルマージュがあるが、法令上はコンセッションで統一されている。アフェルマージュは法的に明確化されておらず、一般的な概念のみ存在している。
・上水道事業のレジー(公営)とDSP(民間委託)の人口比は2015年時点で41%:59%とDSPが多い。DSPのうち、コンセッションとアフェルマージュの比率は、12%:88%とアフェルマージュが高い。
・下水道のレジー(公営)とDSP(民間委託)の人口比は2016年時点でレジー60%、DSP40%と、レジーが多い。下水事業の財源は日本に近く、雨水排除や汚水処理の過半が補助金で賄われている。
・
世界銀行やIMGは1990年代頃から、各国にコンセッション契約を薦めてきました。しかしながら、その後失敗事例が続出したため、2009年に上のレポートを公表しました。
世界の主要な水道PPP事業64件(うちコンセッション36件)の分析の結果、民間の役割の大きいコンセッションが必ずしも水道事業の最適なスキームではないと結論付けています。
主な分析結果は以下のとおりです。
「分析結果要約」
1)給水普及率の向上:コンセッション契約により給水人口は増加したが、当初の目標が達成していない事例も多い。公的資金を補てんした事業においてより成功している。アフェルマージュはコンセッションよりも概して良好な業績を示している。
2)給水サービスのレベル:一部例外はあるが、PPP導入により給水制限が大幅に減少し、給水サービスは向上した。
3)経営効率:損失水、料金徴収率、労働生産性の3指標は、どれも大幅に改善した。事業収入に直結するため、PPP導入は経営効率改善に最も効果がある。投資効率の改善については情報が入手できず評価不可。
4)料金水準:当初、低料金で開始した事業が失敗した事例が多い。時間の経過により料金値上げされた事例もあるが、その妥当性については評価不可。
文章が多いですが、和訳版も無料ですし、読了をお勧めします。
料金水準、接続数、無収水率などの技術・財務的な指標の推移が記録されていて分かりやすいです。私も、コンセッションの成否は、これら指標を、計画値と比較することで判断するべきと考えます。
お勧め度:★★★☆☆
分かりやすさ:★☆☆☆☆
専門性 :★★★★★
分かりやすさ:★★☆☆☆
大阪等の事例が主になっていますが、俯瞰的な説明は少ない印象です。
対象読者は同じ立場の水道事業者向けという印象で、一般市民にとっては分かりにくく、不親切な気がしましたのでお勧め度は低くなっています。
お勧め度:★★★★★
分かりやすさ:★★★★★
専門性 :★★☆☆☆
一般の方にも分かりやすく、民営化についてもバランスのとれた記載に感じましたのでお勧め度を高くしました。
お勧め度:★★★★☆
分かりやすさ:★★★★★
専門性 :★★☆☆☆